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SASとメタボリックシンドローム

死の五重奏とは-睡眠時無呼吸症候群とメタボリックシンドロームの関係

最近、新聞・テレビなどで盛んにメタボリックシンドロームという言葉が報道されています。メタボリックシンドロームとは、どういうものでしょうか。

日本人の三大死因はがん、心臓病、脳卒中ですが、心臓病と脳卒中を合わせた循環器病を引き起こす原因は「動脈硬化」です。

「動脈硬化」の危険因子といえばコレステロールが有名ですが、最近の研究では、肥満(特に内臓のまわりに付着した脂肪)がさまざまな生活習慣病を引き起こし、より「動脈硬化」になりやすいことがわかってきました。そのキーワードとなるのが『メタボリックシンドローム』です。

「メタボリックシンドローム」という考えが誕生したのは、生活習慣病によって進行する動脈硬化性疾患(心筋梗塞及び脳梗塞)を未然に防止するためです。心筋梗塞及び脳梗塞を発症すると重篤な事態に陥り、死に至ることもあります。また癌に次いで日本で多い死亡原因が動脈硬化性疾患なのです。動脈硬化性疾患は壮年期に発症することが多く、後遺症も深刻です。働き盛りの家族が動脈硬化性疾患に倒れることのダメージは計り知れません。この動脈硬化性疾患を前段階で治療するために、メタボリックシンドロームという概念が誕生したのです。

最近の研究で、睡眠時無呼吸症候群がこのメタボリックシンドロームと密接に関係があることがわかってきました。

睡眠時無呼吸症候群入院患者では、肥満67.6%、高血圧45.5%、耐糖能異常58.1%、高トリグリセライド血症55.0%が合併しており、これら4つすべての動脈硬化疾患リスクファクターを持つ<死の四重奏>患者は16.7%であったという報告があります。つまり、睡眠時無呼吸症候群の患者の多くは、メタボリックシンドロームに合併しやすいということなのです。

また、ある報告では、睡眠時無呼吸症候群自体が肥満・耐糖能異常・高脂血症・高血圧と同様に、動脈硬化を来たす大きな独立した因子であることを証明しています。つまり、睡眠時無呼吸症候群は他の生活習慣病と同等に考える必要があるということです。

メタボリックシンドロームは、以前は同じような概念で死の四重奏とも言われていました。よって、メタボリックシンドロームに睡眠時無呼吸症候群を加えて、新たに死の五重奏というキーワードが提唱されています。

死の五重奏

  1. 肥満
  2. 糖尿病
  3. 高脂血症
  4. 高血圧
  5. 睡眠時無呼吸症候群

上記疾患の疑いのある方は、専門医の受診を速やかにされることを強くお勧めします。