検査に、健康保険は使えますか?

使えます。当院で行う睡眠時無呼吸症候群の検査は、ご自宅での簡易検査、入院でのPSG検査(終夜睡眠ポリグラフィー)とも健康保険の適用対象です。自由診療ではありません。

いびきや日中の眠気などの症状があり、医師が必要と判断した場合に保険で検査を行います。症状がまったくない方が、ご希望だけで検査を受ける場合は対象外となることがあります。

実際の自己負担額は「検査入院の費用」のページに掲載しています。

CPAP治療は、どのような場合に保険が使えますか?

CPAP治療を健康保険で行うには、検査で一定の基準を満たしていることが条件とされています。基準は、AHIの数値と症状、検査の所見によって次のように定められています。

症状がある場合AHI 30以上

日中の強い眠気や起床時の頭痛などの症状があり、日常生活に支障をきたしている場合に対象とされています。

症状+入院でのPSG検査の所見がある場合AHI 15以上

症状に加えて、入院でのPSG検査で、無呼吸により眠りが大きく妨げられていることが確認された場合に対象とされています。

なお、当院のご自宅での検査(パルスオキシメーター)は、血液中の酸素の変化を調べるスクリーニングで、AHIは算出しません。CPAP治療を保険で行えるかどうかは、入院でのPSG検査(または簡易型PSG)で測ったAHIをもとに判断します。

AHIが30に届かない場合でも、15以上であれば、症状と入院でのPSG検査の所見によって対象となることがあります。数値だけで治療を諦める必要はありません。

基準は改定されることがあります

ここに記載している数値は、2026年6月の診療報酬改定後の規定に基づくものです。制度の改定によって変わることがあります。最新の取り扱いについては、受診の際にお尋ねください。

また、実際に治療を行うかどうかは、数値だけでなく症状や合併症の状況をふまえて判断します。

なぜ、毎月の受診が必要なのですか?

当院では、CPAP治療中の方に原則として月1回の受診をお願いしています。健康保険で治療を続けるためでもありますが、それだけが理由ではありません。

受診のたびに、機器に記録されたデータを確認しています。

毎月の受診で確認していること

  • 装着できていた時間と日数
  • 治療中のAHI(無呼吸が抑えられているか)
  • 空気の漏れ(マスクが合っているか)
  • 体調の変化、使いにくさの有無
  • 必要に応じた設定の調整、マスクの変更

CPAPは、設定が合っていなければ効果が出ません。毎月確認することで、合わない部分を早く見つけて調整できます。通院そのものが治療の一部とお考えください。

通院が難しい事情がある場合は、そのままにせずご相談ください。CPAP治療中の方の再診予約は、専用のお電話(050-5840-2209)で24時間受け付けています。

マウスピースにも、保険は使えますか?

使えます。ただし、医科(当院)で睡眠時無呼吸症候群と診断され、歯科あての紹介状をお持ちいただくことが条件です。

ご自身の判断で歯科を受診し、いびき用のマウスピースを作製された場合、保険の対象になりません。必ず先に当院で検査を受けてください。作製の流れは「マウスピース」のページでご説明しています。

自己負担の割合は、どう決まりますか?

ご加入の健康保険と年齢、所得によって決まります。当院では、主な3区分について金額を掲載しています。

負担割合おもな対象PSG検査入院CPAP月額
3割会社の健康保険・国民健康保険にご加入の方(現役世代)16,160円4,360円
2割一定の年齢・所得の条件に該当する方10,780円2,910円
1割後期高齢者医療制度にご加入の方(所得により異なります)5,390円1,450円

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ご自身の負担割合は、資格確認書に記載されています(マイナンバーカードをご利用の場合は、受付での確認となります)。年度の切り替わりや年齢によって変わることがありますので、受診の際は必ずご持参ください。

医療費控除・高額療養費は使えますか?

医療費控除 1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合、確定申告で所得税の一部が戻る制度です。検査・治療にかかった費用はいずれも対象になります。CPAP治療を続けた場合、3割負担の方で年間5万円を超えますので、ご家族の分と合算すると対象になる方は少なくありません。領収書は保管しておいてください。

高額療養費制度 1か月の医療費の自己負担が上限額を超えた場合に、超えた分が払い戻される制度です。上限額は年齢と所得によって決まります。当院の費用のみで上限に達することは多くありませんが、他の医療機関の分と合算できる場合があります。

いずれも手続きはご加入の健康保険やお住まいの自治体によって異なります。くわしくは、保険者(健康保険組合・協会けんぽ・市区町村など)または税務署にお問い合わせください。

受診の際に、ご確認いただきたいこと

  • マイナンバーカード(または資格確認書)を必ずご持参ください
  • 保険が変わった場合は、受付でお申し出ください
  • 他院で検査を受けられた方は、結果をご持参ください
  • 領収書は、医療費控除に使用しますので保管してください
  • お支払いは原則キャッシュレス(一括払いのみ)です

保険の取り扱いについてご不明な点は、受診の際に遠慮なくお尋ねください。

当院では、一晩の入院でくわしい検査が受けられます

睡眠時無呼吸症候群の診断には、睡眠中の呼吸・血液中の酸素・脳波などを同時に記録する精密検査(PSG/終夜睡眠ポリグラフィー)が必要です。当院では院内の検査室でこの検査を実施しています。

  • 火・水・木・金の夜間に検査枠をご用意しています
  • 18時頃までにご来院いただき、翌朝6〜7時頃にご退院いただけます
  • お仕事や学校を休む必要がありません
  • 検査・治療とも健康保険が適用されます
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