検査結果には、何が書かれていますか?
検査報告書には、いくつもの指標が並びます。ふだん目にすることのない言葉ばかりですが、実際に見ていただきたいのは数個です。主なものを整理しました。
| 指標 | 意味 | 見るときのポイント |
|---|---|---|
| AHI無呼吸低呼吸指数 | 1時間あたりに、呼吸が止まった回数と浅くなった回数を合計したもの | 重症度を判断する中心の数値です。まずここをご覧ください |
| 無呼吸アプネア | 10秒以上、呼吸が止まった状態 | 回数そのものより、1時間あたりに直した数(AHI)で見ます |
| 低呼吸ハイポプネア | 完全には止まっていないが、呼吸が浅くなった状態 | 無呼吸と合わせてAHIに数えます |
| 最低SpO₂最低酸素飽和度 | 一晩のうち、血液中の酸素がもっとも下がったときの値 | 下がり方が大きいほど、体への負担が大きくなります |
| ODI酸素飽和度低下指数 | 1時間あたりに、血液中の酸素が一定以上下がった回数 | AHIと近い動きをします。あわせて見ます |
| 睡眠効率 | 寝床にいた時間のうち、実際に眠っていた時間の割合 | 精密検査(PSG)でのみ分かります。低い場合は眠りが分断されています |
| いびきの記録 | いびきの有無、大きさ、出ていた時間 | ご自身では分からない部分です。ご家族の指摘と照らし合わせてご覧ください |
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報告書の形式は検査機関によって異なります。当院で検査を受けられた方には、結果を画面でお見せしながらご説明します。
AHIの数値は、どう読めばよいですか?
AHIは、1時間あたりに呼吸が止まった回数と浅くなった回数を合計したものです。この数値によって、重症度が次のように分けられています。
睡眠時無呼吸症候群とは診断されません。症状が続く場合は、ほかの原因を考えます。
症状の有無や合併症の状況をふまえて、治療を行うかどうかを判断します。
治療をご検討いただく段階です。生活習慣病をお持ちの方はとくに。
1晩に200回以上呼吸が止まっている計算になります。治療をおすすめします。
なお、健康保険でCPAP治療を行う場合の条件は、AHIの値と検査の方法によって定められています。詳しくは「費用と保険」のページをご覧ください。
AHIとRDIは、何が違いますか?
報告書によっては、AHIのほかにRDIという数値が書かれていることがあります。
- AHI 無呼吸と低呼吸を合計し、1時間あたりに直したもの
- RDI AHIに加えて、呼吸をしようと努力した結果、脳が短く目を覚ましてしまった回数も含めたもの
RDIのほうが、AHIより数値が大きくなります。呼吸は完全には止まっていないものの眠りが妨げられている状態まで拾えるため、AHIが低いのに眠気が強いという方の説明がつくことがあります。
また、ご自宅でのパルスオキシメーター検査では、血液中の酸素が下がった回数を数えるため、AHIではなくODI(酸素飽和度低下指数)という名称で表記されます。機器を装着していた時間をもとに計算し、眠っていた時間が分からないぶん、精密検査より低く出る傾向があります。
結果を見たあと、どうなりますか?
当院で検査を受けられた方には、次回の受診で結果をご説明し、治療を行うかどうかを一緒に決めます。治療が必要と判断された場合は、CPAP治療・マウスピース・生活習慣の改善といった選択肢をご提示します。
他の医療機関で検査を受けられた方も、結果をお持ちになってご相談いただけます。健診で指摘された、以前検査を受けたが治療を中断してしまった、といった場合もご相談ください。紹介状がなくても受診いただけます。
結果をお持ちの方へ、ご案内
- 検査報告書の原本またはコピーをご持参ください
- 紹介状がある場合はあわせてお持ちください(なくても受診できます)
- いつ、どちらで検査を受けられたかをお聞かせください
- CPAPを使用されていた方は、機種と設定が分かるものがあれば
- 当院は完全予約制です。WEBまたはお電話でご予約ください
検査から時間が経っている場合や、体重・症状が大きく変わっている場合は、あらためて検査をおすすめすることがあります。
当院では、一晩の入院でくわしい検査が受けられます
睡眠時無呼吸症候群の診断には、睡眠中の呼吸・血液中の酸素・脳波などを同時に記録する精密検査(PSG/終夜睡眠ポリグラフィー)が必要です。当院では院内の検査室でこの検査を実施しています。
- 火・水・木・金の夜間に検査枠をご用意しています
- 18時頃までにご来院いただき、翌朝6〜7時頃にご退院いただけます
- お仕事や学校を休む必要がありません
- 検査・治療とも健康保険が適用されます
