なぜ、朝に頭痛が起きるのですか?
眠っている間に呼吸が止まると、血液中の酸素が下がり、二酸化炭素が増えます。二酸化炭素には血管を広げる作用があるため、脳の血管が拡張し、起床時の頭痛として感じられることがあります。
この頭痛には、次のような特徴があります。
- 起きたときが最も強く、時間の経過とともに軽くなる
- 頭全体が締めつけられる、または重い感じがする
- ほぼ毎朝、あるいは週の多くの日で起こる
ただし、朝の頭痛は片頭痛や緊張型頭痛、高血圧など別の原因でも起こります。頭痛が非常に強い、これまでにない痛み方をする、手足のしびれや言葉の出にくさを伴うといった場合は、すぐに医療機関を受診してください。
朝の口の渇きは、何を意味しますか?
眠っている間に口が開いていると、空気が直接のどを通るため、口やのどの粘膜が乾きます。起床時に口がねばつく、のどがひりつく、水を飲みたくなるといった症状は、夜間に口呼吸になっていたサインです。
口呼吸になる主な理由は、鼻がつまっていること、あるいは眠っている間に舌の付け根が落ち込んで口が開いてしまうことです。後者の場合は、気道も同時に狭くなっているため、いびきや無呼吸を伴いやすくなります。
口テープなどで口を閉じると渇きは軽くなることがありますが、それはあくまで症状への対処です。気道が狭いこと自体は変わらないため、いびきや眠気を伴う場合は原因を確かめることをおすすめします。
寝ても疲れが取れないのはなぜですか?
体の回復は、主に深い眠りの時間帯に行われます。夜間に呼吸が何度も止まると、そのたびに短い覚醒反応が起こり、深い眠りに入れなくなります。眠っていた時間は十分でも、回復に使われた時間が短いため、朝になっても疲れが残ります。
どのような場合に受診すればよいですか?
受診をご検討いただきたい目安
- ほぼ毎朝、頭痛や頭の重さがある
- 起床時に口やのどが乾いている
- 休日に長く眠っても疲れが取れない
- 朝の不調に加えて、いびきを指摘されている
- 血圧が高め、または朝の血圧が高いと言われた
朝の頭痛は別の病気でも起こります。痛みが強い場合や、これまでと違う痛み方の場合は、まず頭痛の診療を行う医療機関へご相談ください。
当院では、一晩の入院でくわしい検査が受けられます
睡眠時無呼吸症候群の診断には、睡眠中の呼吸・血液中の酸素・脳波などを同時に記録する精密検査(PSG/終夜睡眠ポリグラフィー)が必要です。当院では院内の検査室でこの検査を実施しています。初診当日の入院はできません。まず外来を受診いただき、ご自宅でのパルスオキシメーター検査の結果をふまえてご案内します。
- 火・水・木・金の夜間に検査枠をご用意しています
- 18時頃までにご来院いただき、翌朝6〜7時頃にご退院いただけます
- お仕事や学校を休む必要がありません
- 検査・治療とも健康保険が適用されます
